ウォーキングをいているときのこと。
何気なくいつもの小川に沿った遊歩道を歩いていると、ふと小川を見ている少年が目に留まる。
じーっと小川を見つめている。
何を見つめているんだろう。
足を止めて、近くのベンチで水分補給しながら、観察してみた。
どうやら、水面に投げたコケか何かが川を流れているのを見ているらしい。
なんでもない光景だけど、絵になるなぁ。
誰にもてらいなく、夢中に水面を見つめる少年。ゆっくり流れる時間。
そういえば小学生の頃、学校からの帰り道は冒険に満ちたフィールドだった。空き缶、木の棒、石。なんでもあまりもっていない経験から想像力を働かせ、いろいろなものに見立てて遊んでいた。
子供の目にはフィルターがない。
背が伸び、いろいろなものを知り、見通しがよくなったはずの大人が持っているフィルターが‥。
また歩く、背伸びをする。
少年とは倍以上もある背丈をもった僕は、少年がふと、うらやましくなった。




